世界を憎む

*この物語はフィクションです。

男はただひたすら逃げ続ける。
しかし、足は遅く、すぐに追いつく。
北川が男の腕を掴む。
「大人しくしろオラァ!」
「放せよ!」
男はなおも抵抗する。
「殺人未遂の現行犯で緊急逮捕します。」
上村は落ち着いた口調で言うと、男の腕に手錠を掛ける。
「ちっ、」
男はようやく観念したらしく、手錠を掛けられた瞬間、大人しくなる。
「ひとつ、訊きたい。」
マサは男に言う。
「何だ。」
「何故ユウを狙ったんだ。」
「ユウ?誰の事だ。」
「とぼけるなよ。お前が数学時間前に殺そうとした奴だ。」
「ああ、そこにいる女か。」
男は無関心そうな顔で言う。
「別に、理由なんか無い。」
「理由なんか無い、だと?」
「そうさ。俺は憎んでいる。この世界を。この社会を。」


08/09 23:14

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