失われた記憶

*この物語はフィクションです。

見知らぬ女性は俺が寝ているベッドに近付くと、涙目で俺の顔を見つめている。
困った。
記憶が無い。
「あの、すみません。」
俺はおずおずと女性に声を掛ける。
「キョウ、どうしたの?」
女性はさっきから親しげに俺をキョウと呼ぶ。
「俺は。俺の名前はキョウって言うんですか?」
俺の言葉を聞いて、女性は困惑した表情を浮かべていたが、恐る恐る俺に問う。
「まさか、記憶が…」
「ごめんなさい。
実は自分の名前すら思い出せないんです。」
見知らぬ女性はしばらく硬直していたが、フッと我に帰ると、慌てて医者を呼びに病室を出て行く。
記憶喪失。
どうやら俺はエピソード記憶を無くしたらしい。
見知らぬ女性は俺の実の姉で、ユウという名前だった。
そして俺の名前は我妻 鏡嘩だと告げられた。


08/10 15:57

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