赤髪

*この物語はフィクションです。

「昨日、俺は仕事が終わって、家に帰って来た。
部屋のドアを開けた瞬間、何かドタドタッていう大きな音がしたかと思うと、加藤の叫び声が聞こえた。
そして中に入って見てみると、加藤が刺し殺されていたんだ。」
マサは昨日の事を思い出したのか、怯えた表情を浮かべている。
「ちょっと待て。それじゃ君は犯人の顔を…」
「ああ、しっかり見たさ。」
マサは真っ青な顔で震える。
「忘れもしないさ。
そいつは赤い髪をしていた。」
「あ、赤い髪?」
「血のような真っ赤な色だった。」
「間違いないのか?」
「間違いないさ。嘘くさく思えるけどね。」
「それからどうした?」
「勿論、逃げた。」
「ふむ。加藤君とやらは刺し殺されていたと言ったね?」
「ああ。」
「もう少し詳しく教えて欲しい。」
「赤い髪のそいつは、何度も何度も加藤を刺していた。
勿論、凶器は刃物だった。
加藤の返り血を浴びて、狂ったように笑ってたんだ。
俺は怖くてすぐに逃げた。
全速力でね。そして…」
「道端で震えている所を俺が見つけたって訳か。」
俺はマサが話す、嘘のような本当の話を聞いて、思考を巡らせた。


09/09 20:40

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