大罪

どうか俺の名前を呼ばないで下さい。
どうか俺に触れないで下さい。
どうか俺を見つめないで下さい。
どうか俺を愛さないで下さい。

俺はあなたに愛される資格など持ち合わせておりません。
だから、どうか。

「何故、そう思うのだ?」

黒い特攻服姿の奇妙な男は問うた。

「俺は大きな罪を犯しました」

白衣の男は特攻服姿の奇妙な男に答えた。
2人の男。
白と、黒。
黒の男が白の男に問うた。

「罪、とは?」

「俺は大きな罪を犯しました。 ******です」

白の男が黒の男に答えた。

「一体誰を******したのだね?」

「沢山。 数え切れないほどの人を」

「何故? どうやって」

「俺は医者でした。 沢山の命を救う、医者。 だけど、俺は患者を******した」

白衣の男は訥々と語り出す。

「もう助からないと思ったから。 だから安楽死させた。 沢山、沢山…」

ある日医者はある女性患者に出会った。
女性患者は白衣の男に恋した。
いつしか女性は白衣の男を愛した。

「だけど、その女性患者は死んだ。 俺がこの手で******したんだ…!」

助からないと思ったから。
自らの手で安楽死させた。
だが、皮肉な事に。
その女性が死んでから、その病気の特効薬が開発された。

「俺は事故死に見せかけて患者を******したという罪で死刑になった」

「そして私に会った…という訳ですね」

黒い特攻服姿の奇妙な男は呟いた。

「改めまして、どうもこんにちは。 私は…」

黒い特攻服姿の男は誰よりも優しく微笑んで言う。

「私の名前は『Navy(ネイビー)』。 私を定義するものは何もないが、人間の言葉で言うところの死神…という奴です」

END.


追記:最近BlogTown重いよ。
しかも書きたい言葉が何故か伏せ字になるのは仕様ですか?
何でもかんでも禁止ワードを増やして制限して伏せてしまうと虚構の小説を書くのに困ると思うんだけどなぁ。
…ここの更新止めようかな。
使いづらくなってきたし。


11/27 17:02

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